監督コラム =東京大学戦を迎えて= 2025年10月4日
前節も沢山の応援をいただき誠にありがとうございました。
残念ながら敗戦となりましたが、スタンドからの応援はとても心強く、チームに大きな力をいただきました。
改めて感謝申し上げます。
試合直前の今回は、前節を振り返りながら今節の展望をお届けして参ります。
敗戦となったリーグ第3節の対戦相手は明治大学。
伝統的に素晴らしいランナーを中心としたランニングゲームを得意する強豪チームであり、歴史的に見ても同校との対戦は最後までもつれる展開が多い。
特に直近2年は“点の取り合い”の様相を呈しており、今回は予想された展開のままに押し切られる形となった。

フットボールの勝敗を分ける要素の一つは“プレースピード”だ。
状況判断や反応、それに応じた身体動作がもたらす“プレーを実行する速さ”であり、必ずしも直線を走る速度とは一致しない。
「迷いが無い」「切れ味鋭い」と表現される状態にあり、故にこの差がプレー結果に大きく影響する。
だからこそ、各チームは訓練によって物理的なスピード向上を目指し、一方、多様なフォーメーションとプレーで相手の迷いを誘い、プレースピードを削ぐことで相対的に優位に立つ方法を模索する。
明治大学とは、ここに大きな差が発生した。
ミスを契機に、安全に慎重にプレーした代償としてプレースピードを失い、更に悪い結果を生んだことで自滅を招いたのだ。
フットボールとは、プレースピードを保ち続けられるか否かの我慢比べだ。
試合展開やミスに関係なく、目の前のプレーで自身の持つスピードを発揮し続けたチームに勝利の女神は微笑む。
今日の東京大学戦も正にここがポイントとなる。
フットボール経験のある選手が少ない東京大学は「思い切りの良さ」や「迷いの無さ」を前面に出して向かってくるだろう。
我々も大いに力を発揮しよう。
失点やミスなどに関係なく、寧ろそうなった時こそ目の前のプレーで自身の力を、スピードを発揮するのだ。
法政フットボールの歴史を紐解いてみても、個々の力量差を以て勝ち続けたシーズンなど無い。
チームの伸び代は大きい。
まだまだ飛躍的に強くなることができる。
プレースピードで熱狂を生み、自由と進歩のフットボールを体現するのだ。
目の前のプレーに集中し、最高のスタートを切ろう!


