監督コラム 〜明治大学戦を終えて〜 2025年6月5日
自由と進歩。
法政大学が建学以来培ってきた精神、そして大学の名を背負う我々のチーム理念だ。
チーム理念とは、チーム活動を行う上での根本的な信念や価値観、そして指針。チームの運営方針はもとより、全ての活動がこれに基いて判断、決定される。
そしてそれは、試合中の各局面での判断やプレーの選択、またプレースタイルの在り方にまで大きく影響する。
この一貫性も法政フットボールである。
前節に続きホームグラウンドで開催された春季オープン戦。
迎えたのは強豪 明治大学。
近年、終了まで勝負の行方が分からない試合ばかりだが、今回もまさに同様の展開となった。
しかし、我々のロードマップにおいて春季オープン戦での1点差勝利を大きく論じる必要はない。
我々にとって大切なことは、理念や指針に基づいたアクションが起こせたかどうかに尽きる。
“試合終了の瞬間まで止まらない。倒れない。勇気を持って前へ前へと走り続ける。アグレッシブで攻撃的なフットボールで熱狂空間を創出する。”
これはチーム理念に基づいた行動指針の一部であるが、今節の法政オフェンスはまさにこれを体現していた。
この試合、法政オフェンスは7シリーズ
(野球で云うところの“回数”。時間に制限のあるアメリカンフットボールでは試合展開によってシリーズ数が異なる。)
で65プレーを実施。
1プレーで得点できる競技性からプレー数をそのまま評価することは難しいが、先の日本大学戦において7シリーズ32プレーであったことを振り返れば、フットボール先生も一定の評価をしてくれるであろう。
特に反則で罰退した際など、苦しい展開でのパスユニットの活躍は素晴らしく、それを支えたオフェンスラインの成長は見逃せない。
一方、法政ディフェンスは試合での修正力が向上している。
それが、試合終盤に向けたプレースピードの向上、ひいては勝負所での思い切りの良いプレーに繋がっていた。
またキッキングゲームにおいては多くの1年生が頭角を現してきており、今後の活躍に期待が持てる。
大きな1歩とまでは云えないかも知れない。
しかし個々として、またチームとして成長を感じられる機会になったはずだ。
過去の産物が今であるならば、今が未来を作るのだ。
周りの状況に左右されることなく勇気を持って前へ前へと走り続けよう。無制限の成長はここからだ。
次節は6/8(日)14:00- 王子スタジアムにて関西学院大学と対戦します。
引き続き温かいご声援をお願い申し上げます。

