監督コラム 〜関西学院大学戦を終えて〜 2025年6月13日
春季オープン戦8戦目、そして2回目となる関西遠征は神戸市王子スタジアムにて関西学院大学との対戦。
昨年11月末、東京で開催された全日本選手権準決勝ではタイブレークの末に我々が勝利した。
関西学院大学にとっては不慣れなアウェーであり、かつ故障者も多かったと聞いている。
ただ、どれだけ多くの注釈があったとしても試合結果は動かない。
そんなストーリー含みの再戦とあって、オープン戦ながらもヒリヒリした緊張感があった。
かかりそうでかからない法政オフェンスのエンジン。
ボールは動くものの、反則やミスで波に乗れない。
もちろん個々の実力不足による部分もあっただろうが、アウェー故の慌ただしさもあったはずだ。
同様にディフェンスにも慌ただしさが窺えた。
練習では出なかったミスが発生し、それが相手オフェンスのゲインに繋がる。
後半に入り復調の兆しが見える。
オフェンスは得点には繋がらないものの、プレースピードが戻ってきた。
同様にディフェンスにも粘りが出始め、相手の攻撃を抑え始める。
そして試合終盤の得点に繋げることができた。
7-34での敗戦。
やはり関西学院大学は強かった。
ただ、我々はそれを確かめるために試合をしたわけではない。
数か月後には彼らと再戦して勝利するのだ。
当然ながら相手はもっと強くなっているだろう。
アウェーの可能性だってある。
それでも勝利するのだ。
法政フットボールの活動目的は、「“実践知”を獲得し、それを以て社会で活躍すること」である。
ここで云う実践知とは、それぞれの現場で必要な知識や情報を集めて適切に判断を下し、実践に移していくことのできる知性だ。
不測の事態や上手くいかない場合の対処方法などがまさにこれにあたる。
今回の試合でやろうとしたことがどれだけ実践できたのか、できなかったのか。
何故できたのか、できなかったのか。
更に磨くための方法、克服するための方法はないのか。
それは残された時間の中で実践できるのか。
まずは冷静かつ客観的に事実を把握しよう。
そして、効果的な対策を実践するのだ。
選手は現在の取組みに不安を感じているかも知れない。
また、学生スタッフはもとより、保護者やOBOGの心配も十分に察することができる。
それでも今は春シーズン。
勝利ではなく地道に成長することに主眼を置く。
今年はシーズン当初から期待が高い。
過去と比べて今春の成績が悪いわけでは全くない。
ここから大きく成長を目指すことこそが法政フットボールのスタイルだ。
困難は伸びしろ。
克服するために用意されている。
春季残り2戦、多くの問いを抱えながら解決に向けた挑戦を続けよう。
次節は6/15(日)14:00- 富士通スタジアム川崎にて東京大学と対戦します。
引き続き温かいご声援をお願い申し上げます。

